※2024年12月3日更新
- 【公演】
- 『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』
- 【脚本】
- 成井豊
- 【演出】
- 西城貴史
- 【会場】
- 福岡市女性センター アミカス
- 【日程】
- 1993年(平成5年) 8月21日(土)・22日(日)
あらすじ
「また会おうね。また来年の夏に」
年に一度の家族旅行の道中で事故に遭い、自分以外の家族全員を失った大学生「ほしみ」。
そのまま病院に運ばれたほしみだったが、その目には、亡くなったはずの家族の姿が見えていた。
そして、病室に忍び込んできた叔父の「鉄平」。
なぜか警察に追われているらしい。
鉄平は、自首する前に、どうしても妻の「あやめ」に逢いたいという。
スリリングな展開が交錯し、ようやく、あやめが病室に来た時、そこで目にしたものは・・・。
バラバラだった家族が、死んでしまってから一つになる。
これは、ほしみが家族で過ごす、最後の夏の物語。
切なく胸に沁みる、夏の夜のゴースト・ファンタジー。
公演シーンのご紹介
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くじら日記
記録的な冷夏だった夏。
たった4人で旗揚げした【STAGE KID’S 銀色のくじら】が
初めて演劇界という大海原に出た記念の公演である。
当時はまだ、九州方面に進出していない
東京の大人気劇団【演劇集団キャラメルボックス】の作品を使用。
稽古が進むにつれ、スタッフも熱を帯びてくる。
当初は予定していなかった数の照明が吊られ、
舞台装置も、クライマックスシーンの為だけに使用する「階段」も出来上がる。
足りない明かりや機材が、他の小屋からの協力により、どんどん集まってきた。
更に、メンバーよりも、周囲の驚き。
「最初から、そんなに観客が来るはずないのに。。。」
と心配もされていたが、ふたを開ければ、前代未聞(当時)の旗揚げ動員数。
絶大な脚本力や、福岡演劇界で活躍中の役者陣やスタッフの力も借りて、
創り上げられたその舞台は、満席御礼となり、大盛況のまま幕を閉じた。
その後、福岡演劇界は、小劇団乱立時代へ突入してゆく。
【STAGE KID’S 銀色のくじら】は
「心に響く芝居」をモットーとした福岡の劇団です。
大・小の公演を織り交ぜながら、色んなジャンルの芝居に挑戦しています🐳✨